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高知 - 郷内集荷所へ

おじいさんの車は高原の麓まで下りた。十字路に差し掛かり、「ここでええんかいな? 交差点いうたらここしかないわ」と私に確認。大きな道路が交差している。うーむ間違いないだろう。おばあさんも「ホントにココ?」と確認したが、「違ったらまた歩きます(笑)。ありがとうございます、とても助かりました!」と感謝の挨拶をし、私は車を下りた。おじいさんおばあさんはここの方言で私に挨拶し、「気ぃつけてな」と言う。僕は礼をした。


しかし・・・・あれ?? ここって、十字路??? 想像していた様子とはだいぶ違うことに気付く。バスが通りそうな様子はないため、少し焦りながら携帯のMAP機能で調べると、実は本来の経路である48号とは別の経路で車は天狗高原を下りたらしく、目的地とは別の場所で僕は下りてしまったらしい。道の様子と道路案内、地図とを合わせ詳しく確認をしたら、下りた場所は「横貝」という場所らしく、バスが通る道路へ出るには少し歩かなければならなかった。

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携帯の地図上で見ると二回のUターンがあるだけだったので、歩けるだろうと思った。しかし、その距離というのが、地図に書かれていない細かいカーブの連続のせいで実際には数キロあり、500m、長くてせいぜい1キロだろうと見積もった自分は甘かった。実際は何キロ歩いたのかはわからないが、下りの山道を延々と下った。

DSCN6398s.jpg

峰を一つ超え、そこで景色を見ると、更にまた峰があって、開けた景色の端まで細い道路が山を縫って続いている。そこまで歩くとまた更に同じような道がずっと続く。このままでは明らかに間に合わないので、山道を「となりのトトロ」のサツキみたいに走る。私は数十分走り続けた。やがて、「谷の内」という村に入った。携帯で再確認した(山道の中、「文字」が一切なく、しかも一本道であるため、場所の確認が難しかったのである。「谷の内」という地名は自分にとって、光り輝く蜘蛛の糸であった)。地図の中で深い山の中にその地名が現れ、どうやら自分の地図の確認は間違っていなかった。ただ、それで半分も進んでいないらしいことに絶望する。「バスを逃し、もう一泊するか・・・」そう思いながらもまだ走った。更に谷を一つ下る。「このまま進んでいったら、もしかして深山へ向かうだけなんじゃないか・・・」、何度も風景が変わったが、その先がいつも「山」なので、非常に不安になる。途中、あれだけ調べた地図の確認がまだ間違っているのかと思い何度も確認したが、どう考えても間違っていない。そして、信じて進み続けてよかった、やがて山の終わりが見えてきて、風景が明るくなり、川が見え、何とか、最初の予定地「枝の谷バス停」より先のバス停である「郷内集荷所」へ辿り着くことができた!! 自分を信じてよかった・・・引き返さなくてよかった! 「郷内集荷所」へ辿り着いたときの自分は汗でシャツと体が密着していた。そして到着1分後、13:31だったと思うが、なんとそのタイミングでバスが来て、なんと、間に合ったのである! これほどの達成感を、自分は研究でも仕事でも他の過酷なスポーツでも感じたことはない。自分は「奇跡だ!」と思った。汗だくで迷惑かな、と思いながらもバスに乗車(乗る瞬間に見えた風景が綺麗だったのでとっさに1枚撮った)。

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運転手はタクシーのときのおじちゃんだった。

「間に合いましたかいな! えろう歩きましたな。」

「奇跡的に間に合いました! 車に乗せて頂いたんです」

「おーそら良かった」

「でも違う場所で下りてしまって。そこから歩いてさっきの所まで出たんですよ。」

「え? どこから?」

「谷の内というところです」

「谷の内!!? そら(笑)歩きましたな(笑)(※1)」

バスの中では運転手とずっと話した。昔は天狗高原の麓に小学校があって、遠足で頂上まで歩いて行っていたらしい。4時間のコースだったそうだ。おじいさんに車に乗せてもらわなかったら完全にこのバスには乗れていなかった。というか、新田からのバスさえ乗れていなかった恐れも。地図の確認を徹底的にしておいてよかった。たぶん、トトロのサツキよりは走ったぜ(今までの人生の中で何回かこういうのはあったけど、そう確信できたのは今日が初めて。いま思ったけど、地図なしでサツキはなぜあんな長距離を走れたのだろう? めちゃくちゃ賢い女の子だよな)。

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※1:本当は「谷の内」から停留所までの倍は歩いた。「谷の内」までが長かったからである。次の日に足のふくらはぎに強い筋肉痛が出て、その日はほぼ、歩けなくなった。僕は、ふくらはぎの鍛え方を知った。この部位は、レッグプレスなどを使っても筋肉痛になることがない。ふくらはぎを鍛えるには山道を全力で走ればいいのだ。
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四国カルスト

天狗高原に着いた。晴天だが、空には雲が浮いていて、雲の影が高原に映る綺麗な光景が広がっていた。カルストはバスから降りても見えたが、石灰の岩がゴロゴロと転がる場所までは少し歩くようだった。帰りは徒歩でこの高原を下る。バスで20分は掛かった道だ。脚を疲れさせるのは最小限にとどめながらカルストを見て回ろう。

高原の中央にケモノ道のように通る歩道を歩いた。やはり土質も違っていて、砂っぽい。草木は高山植物というわけではなさそうだが、高原の植物も少し混じっていた。シオカラトンボの♂♀やタテハチョウの類が飛び回っている。

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やがてカルストの岩の近くまで来た。触ると、カルストは軽く脆い感じがする。白い岩が緑の草原に浮かぶ、奇妙な美しい光景である。「四国の屋根」と呼ばれるほど標高が高いので、山々が見渡せ、開けた風景が広がる。

DSCN6279_R.jpg

人通りは少ないが、あるにはある。バスで来るような人は珍しいようで、ドライバーが多いようだ。

DSCN6343_R.jpg


展望台があったので、そこまで来て引き返そうとすると、展望台に地下があり、カルストの岩で作ったらしい階段があって、中に入れた。シダが茂っている。

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帰り道もすばらしい光景だった。かなりの遠出だったが、来てよかった。

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天狗荘で土産を買い、高原を下り始める。

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